GMKtec × AMD:EVO-X2からEVO-X3へと続く、7年にわたるAIイノベーションの歩み

GMKtec × AMD:EVO-X2からEVO-X3へと続く、7年にわたるAIイノベーションの歩み

2026年5月19日 AMD AI Developer Day

2026年5月19日、上海で開催されたAMD AI Developer Dayは、熱気に包まれていた。GMKtecのブースでは、AMD CEOであるLisa Su博士が自ら立ち寄り、EVO-X2およびEVO-X3デスクトップAIスーパーコンピュータに直筆サインを残した。これはGMKtecとAMDのパートナーシップがさらに深化した象徴的なマイルストーンとなった。

GMKtecはこの7年間、Mini PC分野に特化し、「極限性能」と「ポータビリティ」の両立を追求し続けてきた。EVO-X2の登場からCESでの評価、そしてEVO-X3の正式発表へと至るまで、同社はハードウェアイノベーターからグローバルAIエコシステムの重要なプレイヤーへと進化している。


2025年:EVO-X2、デスクトップAIの概念を再定義

2025年、GMKtecはEVO-X2を発表した。AMD Ryzen™ AI Max+ 395プロセッサを搭載した世界初のデスクトップAIスーパーコンピュータであり、Mini PCの性能基準を大きく塗り替えた。

EVO-X2 主な特徴

● AMD Ryzen™ AI Max+ 395プロセッサ
● Zen 5アーキテクチャ / 16コア32スレッド
● 4nmプロセス / 最大5.1GHzブースト
● CPU・GPU・NPU統合による最大126 TOPSのAI性能
● 最大128GB LPDDR5Xメモリ(最大96GBをVRAMとして動的割当)
● Qwen3 235BやStable Diffusion 3.5 Largeなどの大規模モデルをローカル実行可能
● コンパクト筐体でワークステーションクラスのAI開発・推論・ファインチューニングを実現

高い性能とコンパクト性を両立したEVO-X2は、開発者、AIスタジオ、クリエイターの間で急速に支持を拡大し、GMKtecをAMDグローバルAIエコシステムの注目企業へと押し上げた。

発表直後、Lisa SuはEVO-X2に直筆サインを行い、その技術的成果を高く評価した。


CES 2026:世界舞台での躍進

ラスベガスで開催されたCES 2026において、AMDは「AI-Native」というビジョンを提示した。GMKtecのEVO-X2はAMDのコア展示エリアで紹介され、Lisa Suの基調講演の背景にも登場した。

基調講演では、エッジAIおよび次世代ローカルAIワークロードの重要性が強調され、EVO-X2はローカル環境で大規模AIモデルを効率的に実行できる点で高く評価された。

この登場はGMKtecのみならず、AIハードウェア業界全体にとっても重要な転換点となった。


AMD AI Developer Day 2026:EVO-X3正式発表

2026年のAMD AI Developer Dayにおいて、GMKtecは次世代フラッグシップモデルEVO-X3を発表した。

EVO-X3はEVO-X2と並んで展示され、両製品ともLisa Suによる直筆サインを受け、多くの開発者・メディア・業界関係者の注目を集めた。

EVO-X3 主な進化点

● AMD Ryzen™ AI Max+ 395フラッグシッププラットフォーム
● OCuLinkによる外付けGPU拡張対応
● 128GB LPDDR5X-8000高周波メモリ
● Longsys AIストレージソリューションによるI/O効率向上
● PCIe 4.0デュアルSSD / WiFi 7 / USB4対応
● ROCmエコシステムへの深度最適化(HelloROCm対応)
● GMKtec ClawソフトウェアによるAI開発環境の簡素化

イベント会場では、GMKtecとAMDのエンジニアが連携し、ローカルAIトレーニング、AIエージェント実行、マルチモデル推論などの実機デモが行われた。

その高い実用性は、クラウドに依存しない高性能AI環境を求める開発者から大きな関心を集めた。


オープンなAIエコシステムの共創

イベント中、Lisa Suは次のように述べた。

“Openness matters more than everything.”

この理念はGMKtecとAMDが共有する核心的価値である。

GMKtecはAMDと緊密に連携し、開発者、クリエイター、スタートアップ、研究機関、教育分野へ向けて、高性能AIハードウェアを提供し続けている。

Mini PCからデスクトップAIスーパーコンピューティングへと進化する中で、AIの「開放性」「性能」「普及性」を同時に推進している。


パフォーマンスからエコシステムへ

EVO-X2はAMD Ryzen AI Max+プラットフォームの可能性を示し、EVO-X3はローカルAIスーパーコンピューティングを次の段階へと押し上げた。

CESからAMD AI Developer Dayまで、GMKtecとAMDの協業はさらに深化している。

今後もGMKtecはAMDエコシステムと深く統合されたAIハードウェアを展開し、世界中の開発者が高性能ローカルAI計算へ容易にアクセスできる環境を提供していく。

Lisa Suが見届けたのは、単なる製品進化ではなく、中国発テクノロジーブランドが世界のAI舞台で確かな存在感を築いていく過程そのものである。

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