GMKtec EVO-X5 Pro デスクトップAIスーパーコンピューターから商用AIコンピューティングへ

GMKtec EVO-X5 Pro デスクトップAIスーパーコンピューターから商用AIコンピューティングへ

IFA 2026での世界初公開と9月28日のグローバル発売を経て、GMKtecのフラッグシップモデルEVO-X5 Proは、企業向け管理機能、拡張可能なマルチノード構成、320BモデルのオフラインAI推論により、商用AIの領域へと展開します。

中国・深圳 — 2026年10月9日 — GMKtecは本日、深圳で開催した中国国内発表会において、デスクトップAIスーパーコンピューターEVO-X5 Proの次なる展開を紹介しました。高性能なローカルAIワークステーションから、実環境に導入可能な商用AIコンピューティングプラットフォームへの進化を示しています。

IFA 2026で世界初公開され、9月28日にGMKtecのグローバルオンラインチャネルで正式発売されたEVO-X5 Proは、AMD Ryzen™ AI Max+ PRO 495、最大192GBのLPDDR5X-8533ユニファイドメモリを搭載し、最大3,200億パラメーターのLLMを完全オフラインで推論できます。IFAでの発表会には、AMDのクライアント事業担当バイスプレジデントMichael Nordquist氏が登壇し、GMKtecとともに、両社の長年にわたる協力関係とエッジAIコンピューティングの発展に向けた共通のビジョンを紹介しました。

今回の発表会では、企業のAIワークロードに向けて、EVO-X5 Proをどのように導入・管理・拡張できるかに、より重点が置かれました。

デスクトップAIスーパーコンピューターから商用AIノードへ

EVO-X5 Proは、大規模なAIコンピューティングをクラウドからデスクトップへと移すことを目指して、当初から設計されました。

今回の進化により、そのコンセプトは商用環境へと広がります。

GMKtecはEVO-X5 Proを単なる高性能ミニPCではなく、単独で稼働することも、より大規模なローカルAIインフラの一部として運用することもできるデスクトップクラスのAIコンピューティングノードと位置付けています。

WindowsとLinuxの両方に対応しているため、既存の開発環境、企業のIT環境、コンピューティング環境に統合しながら、AIワークロードと機密データをローカルに保持できます。

これによりEVO-X5 Proは、ローカル処理、データの管理、演算性能、システムの管理性がいずれも重要となる用途に適しています。

大規模ローカルAIを支える192GBユニファイドメモリ


EVO-X5 Proを特徴付ける機能の一つが、最大192GBのLPDDR5X-8533ユニファイドメモリです。

ユニファイドメモリアーキテクチャにより、CPUとGPUが共通のメモリプールにアクセスでき、高負荷なローカルAI推論やGPUワークロードに必要な容量を確保します。

GMKtecは当初、3,000億パラメーターのローカルAIモデルへの対応を目標にEVO-X5 Proを開発しました。その後も技術的な最適化を継続し、この目標を超えて、現在では最大3,200億パラメーターのLLMの完全オフライン推論に対応しています。実際の互換性と性能は、モデル、ソフトウェア、量子化、ワークロードによって異なります。

この機能により、ユーザーはクラウドインフラに全面的に依存することなく、より大規模なAIモデルをローカルで実行できます。

本システムは、ローカルAI推論、AIエージェントのワークフロー、モデル開発、プロフェッショナルなコンテンツ制作、ソフトウェア開発など、高い処理能力を求められる用途に向けて設計されています。

AMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載

EVO-X5 Proの中核となるのは、AMD Ryzen™ AI Max+ PRO 495です。高性能なCPU、GPU、NPUを一つのプラットフォームに統合しています。

主な仕様は以下のとおりです。

  • Zen 5 CPU 16コア/32スレッド
  • 最大5.2GHzのブーストクロック
  • AMD Radeon™ 8065Sグラフィックス
  • RDNA™ 3.5アーキテクチャの40コンピュートユニット
  • ハードウェアレイトレーシング
  • AMD XDNA™ 2 NPU
  • 最大55 TOPSの専用AI処理性能

この構成により、AI推論に加え、GPUコンピューティング、コンテンツ制作、開発、仮想化など、プロフェッショナルなワークロードにも対応する柔軟なコンピューティングプラットフォームを実現します。

EVO-X5 Proはさらに、最大24TBのストレージ、デュアル10GbEネットワーク、USB4接続、8K映像出力、eGPU拡張にも対応しています。

AMDとの協力関係を強化

中国国内発表会では、AIコンピューティング分野におけるGMKtecとAMDの戦略的な協力関係の深化も紹介されました。AMD Greater Chinaのマーケティング担当バイスプレジデントZhao Hui Ji氏が基調講演を行い、AMDの技術ロードマップ、エッジでのAIコンピューティングへの移行の加速、AI PC業界の将来について語りました。

同氏の講演では、AMDの先進的なコンピューティングプラットフォームとGMKtecのコンパクトなデスクトップAIシステムを組み合わせることで生まれる可能性が、特にローカルAI推論、Agentic PCアプリケーション、商用AIコンピューティングの分野で示されました。AMD幹部の登壇は、高性能AIコンピューティングをクラウドやデータセンターからデスクトップへと近づけるために、両社が協力を続けていることを印象付けました。

商用環境の管理とセキュリティを考慮した設計

EVO-X5 Proの「PRO」が意味するのは、性能だけではありません。

企業や各種機関での導入に向けて、本システムはAMD DASHによるアウトオブバンド管理を統合しています。IT管理者は、OSに依存せずに対応システムをリモート管理できます。

対応機能には、電源のリモート制御、KVMアクセス、BIOS設定、システム復旧などが含まれ、複数のAIノードを一元管理する必要がある環境に適しています。

また、専用のdTPM 2.0ハードウェアセキュリティモジュールとハードウェアベースの指紋認証を搭載し、企業での導入や機密性の高いローカルAIワークロードのセキュリティを強化します。

専用の10GbE管理インターフェースにより、システム管理用の通信を通常のネットワークトラフィックから分離することもできます。

これらの機能を組み合わせることで、商用AI環境の一部としてEVO-X5 Proを導入・管理しやすくすることを目指しています。

単一ノードからAIクラスターへ拡張

EVO-X5 Proは、単一システムを超えた拡張にも対応します。

中国国内発表会でGMKtecは、コンパクトなデスクトップAIシステムを組み合わせ、より大規模なローカルコンピューティング環境を構築する方法を示すため、2種類のマルチノード構成を実演しました。

EVO-X5 Pro 5ノード構成 — 最大960GB

5ノード構成では、それぞれ最大192GBのユニファイドメモリを搭載したEVO-X5 Proを5台組み合わせ、クラスター全体で最大960GBの物理メモリ総容量を確保できます。

この構成は、企業専用のプライベートAI、AIエージェントの導入、モデル検証など、単一ノードでは不足する演算・メモリリソースを必要とする、より大規模なローカルAIワークロードを想定しています。

20ノード構成 — 最大3.84TB

GMKtecは、最大3.84TBの物理メモリ総容量を備えた20ノード構成も実演しました。

これらのシステムは、一元管理されたAIコンピューティングプールとして構成でき、複数のユーザー、ワークロード、環境にリソースを割り当てられます。

このアーキテクチャにより、AI教育ラボ、大学の実習環境、開発センターなど、複数ユーザーが利用するAIコンピューティング用途への展開が可能になります。

GMKtecのアプローチでは、従来のデータセンター型モデルによる拡張だけに頼らず、コンパクトなコンピューティングノードを追加することで、AIの処理能力をモジュール式に拡張できます。

ローカルAIとエージェント型コンピューティング

EVO-X5 Proは、GMKtecのClawエコシステムにも対応しています。ユーザーは大量のコードを書くことなく、視覚的なワークフローを通じてローカルAIエージェントを構築・導入できます。

想定される用途には、AIによる業務効率化、コンテンツ生成、プライベートなナレッジベース、その他のエージェント型ワークフローが含まれます。

AIワークロードをローカルで実行することで、組織はパブリッククラウドへの依存を減らしながら、データとコンピューティング環境をより主体的に管理できます。

このローカル優先のアプローチは、GMKtecが掲げるAgentic PCのビジョンを反映しています。コンピューターを単にアプリケーションを実行する機器として捉えるのではなく、情報処理、モデルの実行、インテリジェントなワークフローの支援をローカルで行う、能動的なAIコンピューティングプラットフォームとして位置付けています。

デスクトップAIスーパーコンピューティングの新たな段階へ

EVO-X5 ProはIFA 2026で世界初公開され、大規模なAIコンピューティングをデスクトップにもたらす可能性を示しました。その後、PCWELT Best of IFA 2026およびSmartZone BEST OF IFA 2026 Innovation Awardを受賞しています。

10月9日の中国国内発表会では、同じプラットフォームを単一の高性能デスクトップAIシステムから、管理性と拡張性を備えた商用AIインフラへと展開できることを実演し、その進化に新たな側面を加えました。

192GBユニファイドメモリと320BモデルのオフラインAI推論から、企業向け管理機能、最大3.84TBの物理メモリ総容量に達するマルチノード構成まで。EVO-X5 Proは、大規模なローカルAIコンピューティングをデスクトップで実用化するための、GMKtecの次なる一歩を示しています。

1台のノードで大規模モデルを実行。複数のノードでAIインフラを構築。

日本公式サイトで購入: https://tinyurl.com/2m2847nw

GMKtecについて

GMKtecは、高性能コンパクトコンピューティング、デスクトップAIスーパーコンピューティング、インテリジェントなエッジデバイスに注力するグローバルテクノロジー企業です。従来のミニPCを、一般ユーザー、プロフェッショナル、企業に向けた次世代の高性能ローカルAIプラットフォームへと進化させています。

研究開発、製造、ブランディング、グローバル流通を一体化した体制により、高性能コンピューティングとAIの機能をユーザーのより身近なものにするコンパクトなソリューションを開発しています。製品ラインアップには、デスクトップAIスーパーコンピューター、ミニPC、ポータブルグラフィックスソリューション、個人・法人向けNAS製品が含まれます。

GMKtecは、AMD、Intel、Microsoftをはじめとする主要テクノロジーパートナーと緊密に連携し、コンパクトな高性能コンピューティングとローカルAIの技術革新への投資を続けています。ブランドとして2025 American Good Design Awardのプラチナ賞とFrench Design Awardの金賞など、国際的な評価を獲得しています。また、EVO-X5 ProはIFA 2026でPCWELT Best of IFA 2026およびSmartZone BEST OF IFA 2026 Innovation Awardを受賞しました。

現在、GMKtecの製品は70か国以上で展開され、世界中で拡大するユーザーとパートナーのコミュニティを支えています。コンパクトなAIコンピューティングへの取り組みを通じて、高性能でプライバシーを守り、実環境に導入できるAIインフラを、従来のデータセンターやクラウドの枠を超えて利用できるようにすることを目指しています。

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